2021/08/27
この記事を書いた人
SENJYUプロフェッショナルチーム
「店舗を持たない美容室」をコンセプトに、特定の店舗に所属しない美容師たちが集まり、全国で活動しているプロフェッショナルチーム。
ヘアカット・ヘアケア・縮毛矯正などの悩みを抱える女性たちを中心に、年間5,000人以上のお客様のヘアスタイルを担当。
『あなた以上に、あなたの髪を想う』をスローガンとして、様々なプロジェクトに取り組む。
長さが全然違う！カットを失敗された…
イメージと違うカットをされた…
施術後、鏡を見て愕然とするカットの失敗。
家に帰って鏡を見ると、やっぱり納得できない！
返金してほしいです！
美容師 森越
結論、明らかな失敗であれば返金できる可能性が高いです。
明らかな失敗に対して、美容師さんに返金交渉を申し出ることは間違っていません。
そのため、返金交渉をする際は、できるだけ早めに担当美容師さんと相談しましょう。
しかし、お金さえ帰ってくれば良い、訳ではないと思います。
- 返金交渉で心が傷ついた
- 悪質なクレーマーにされた
- 美容院に行くのが怖くなった
↑果たして返金成功したと言えるでしょうか？
もちろん言えません！
美容師 森越
今回、年間5000人担当美容師SENJYUチームが、カット失敗後の返金交渉の方法を詳しく解説します。
目次
美容院でカットを失敗されたら返金してもらえるか？
美容師 森越
美容師として、明らかな失敗であれば絶対に返金をすべきだと思っています。
しかし、返金できるかどうか微妙なときもあります。
返金してくれる可能性が高いケース
- 希望とかけ離れた仕上がり
- 髪が強く傷んだ
- 誰が見ても不自然な仕上がり
↑以上の失敗は返金できる可能性が高いと思って下さい。
明らかな失敗をされた際、美容師さんも失敗を自覚しているはず。
失敗を自覚しているならば、美容師さんも返金交渉されても仕方ないと思っているはずなので、返金交渉がスムーズに進むと思います。
返金が難しいケース
- イメージ違い
- 不自然ではないけど、好みではない
↑要は、第3者が見ても失敗に見えない失敗は、返金交渉が難しいと言うこと。
また、イメージ違いなどは担当美容師さんが失敗を自覚していない場合も多いので、返金交渉が難しいと思います。
しかし、絶対に返金交渉できない訳ではないので、失敗によって何が困っているかしっかりお伝えすれば返金できる可能性もあります。
カット失敗の返金交渉の方法
電話で返金交渉を行うのがベストです。
もちろん直接来店の交渉でも問題ありません。
しかし、営業中の対応が難しい場合もあります。
その場合は、美容室の営業終わり(夜の7～10時以降)の対応になるかもしれません。
- 失敗された箇所
- 失敗によってなにが困っているか？
- 本来の希望となにが違うのか？
など、失敗された詳細を美容師さんに、こと細かく伝えて下さい。
お時間が確保できる場合は、美容室に直接行って状況を説明しましょう。
時間が無いとき、または美容室に行きたくないときは、失敗された部分の写真をラインやメールで送って返金交渉をしてみましょう。
もし、担当美容師さんが「本社に相談してほしい」と言われたら、要注意の場合があります。
なぜなら、対応したくない問題を本社に丸投げしている可能性があるからです。
特に大きな会社の場合クレームは日常茶飯事なので、お客様の返金交渉も数あるクレームの1つとして、適当にあしらわれてしまうこともあるのです。
本社との返金交渉を打診されたら、それが返金交渉に繋がる提案なのか？今一度美容師さんと相談しましょう。
本社との返金交渉が、絶対悪いと言う訳ではありません。
状況によって、本社との返金交渉した方が話が円滑に進む場合もあります。
つまり、担当美容師さんと直接交渉した方が良い場合もあれば、本社との返金交渉をした方が良い場合もあるのです。
カット失敗の返金交渉をする際の注意点
ここでは、カット失敗後の返金交渉をする際の注意点を解説します。
失敗後、1週間以内に交渉する
カット失敗の返金交渉は必ず1週間以内に行いましょう。
遅くなるほど、返金交渉が難しくなります。
粘り強い交渉はNG
返金交渉をしても、全く返金に応じる気配が無い場合は、見切りを付けて返金を諦めてほしいです。
なぜなら、粘り強い返金交渉をすると、お客様に非が無いのに「悪質なクレーマー」にされてしまう可能性があるからです。
失敗されたのに、返金してくれないのはやりきれないともいますが「失敗の返金」と言うネガティブなことを引きずると、お客様のメンタルが心配なので、返金交渉の長期化は避けてほしいのが本音。
返金ではなく「お直し」はよく考えてほしい
返金交渉をしたとき「無料お直し」を提案される場合もありますが、同じ美容師さんの無料お直しは、正直おすすめできません。
なぜなら、一度失敗されたと言うことは、その分野が苦手だったと言うことでもあります。
苦手な分野なのに、お直しをして確実の直せるか非常に疑問。
そのため、担当美容師さんに特別な思い入れが無い限り、無料お直しはお断りしてほしいです。
SENJYU森越チームのカット失敗直し
返金交渉よりも大事なことは失敗をいち早く直すこと。
美容師 森越
SENJYU森越チームは、カットの失敗のお直しを行っています。
カット失敗のお直し
長すぎた、イメージ違いによるカット失敗はもちろん、短すぎたカット失敗も直せます。
もちろん、一度切った髪は元には戻りませんが、お客様の希望に似合わせるベースカットを行い、髪が伸びた際に希望通りになるスタイルにカットすることは可能です。
まとめ
美容師は、一般の方が家で行うのが困難で、難しい技術を代わりに行い、その対価としてお金を貰って成り立っている職業です。
そのため、カットを失敗された際、返金するのは当然と思っています。
しかし、絶対に返金交渉をしても良いとは限りません。
返金交渉をしても問題ないかどうかは、お客様のモラルが関係している場合もあるからです。
この辺りも考慮して返金交渉を行いましょう。
美容師 森越
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